関口雄揮美術館　開館5周年記念展「関口雄揮の世界」

札幌市南区の、芸術の森の入口のすぐ手前の所にある、日本画の「関口雄揮美術館」が5周年を迎え、記念展を開催中です。9月の初めに、かねてからこの美術館に「行ってみたい」と言っていた母と訪れました。→関口雄揮美術館のHP（リンクしています）

現在開催中の「関口雄揮の世界」は、普段の半額の入場料になっています。北海道の自然の美しさを描いた作品群の中でも、代表作と言われる作品を一堂に見ることができる今回の展示は、ほとんどが、日展、日春展の出品作品だということです。どれも、圧倒される迫力と美しさ。画の中に存在する、風、大気、光、が正面から迫ってくるのです。そして、荒涼とした景色を描きながらもそこに含まれている「色」を画面の中に見出した時の驚き。この画家の表現力の魅力と、日本画という技法のすごさを実感しました。また、ロビーでは関口雄揮さんの生涯を振り返る写真も展示されています。その写真から、関口さんが、私が初めて好きになった日本画家・東山魁夷さんのお弟子さんであることを知り、より一層親しみと尊敬がわいたのでした。この個人美術館はレンガタイルの平屋建ての、こじんまりとしてとてもいい雰囲気のたたずまい。春に訪れた時の写真です

前庭

前庭に展示されていたインスタレーションが映り込む全面ガラス張りの壁

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