「今、を生きる」を教えてくれたチョーナン

昨日久しぶりに

金沢で離れて暮らす息子と

少し長い電話をした。


最近どうだい?
と聞いたら


最近また
コロナの影響で仕事が減り

まだどんな補償がしてもらえるかも
わからない中、

ウロウロ出歩くわけにもいかず、
家で1人でいるらしい……



とりあえず、
「北海道のもの」な、
食料を詰め込んだ段ボール一箱の

救援物資を送った。


小学校2、3年生くらいの頃だろうか…

網走湖で家族でワカサギ釣りをした時の
写真を見つけた
エネルギーのカタマリ、
本能で生きてる感じの、
子ども(笑)

彼のエピソードで、

とっても忘れられないハナシがある。


幼稚園年長の後半戦を迎えた頃。


卒園アルバムに載せる
一人一人の写真につけるアンケートで

よくありがちな
「大きくなったら、何になりたい?」

これを聞き出すのに

私は手こずっていた。


なかなか、返答してくれない



どうしてだろう?

とあの手この手で聞いていた。


提出のタイムリミットが迫っていた日

私が運転する車の
後ろに座っていた彼に

私はその日も、

たとえばさー
……

とか言って、
ちょっと焦りながら聞いていた


そしたら

とっても悲しそうな顔をしながら



絞り出すように言った一言


「今がいい……」




とてもとても
びっくりした


とにかく友達が大好きで

いつも誰かと帰ってから
遊ぶ約束を怠らない

なんなら
習い事があっても
ギリギリまで遊び倒す

次々遊びを思いつく

毎日の今を
楽しみ切っている彼

なのだ

それだけで溢れるほどに
いっぱい
いっぱいなのだ



大人の思惑で言わされる

大きくなったら
の答えなんて持ち合わせていない



なんだか


とーっても

衝撃だった


でも、
教えられた


と、その時思った



そんな彼が
大学進学という形で
親元を巣立って


今年で10年目。


レール通りの道は歩いていない。

大学は卒業しなかった。


それが彼の選んだ道。




とにかく
北海道をでたいと願った彼


道がどんどん逸れていくように感じていた時から

どこかで心配でたまらなかったけど


昨日の電話で


もう心配していない自分がいた。



ああ、やっと

子供達のことを

心底信頼できている自分を感じた。




話が弾んで、
50分も話してた。


とてもとても




嬉しかった。





Mille Co Co

家づくり・住まいづくりのコンシェルジュ 〜オーガナイズ(片付け)&ストレージ(収納)の相談から、家づくりのトータルサポートまで〜

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