アート鑑賞ハシゴの日曜日

10月最初の日曜日、

よく晴れ渡った空に
元気が出て来て

お昼ごはんを食べてから

久しぶりにアート好きの本領発揮、

みたいと思っていた展覧会を
ハシゴしてきました。
ご案内ハガキを頂いていた
この日が最終日だった展示

実は会期初めの頃
仕事の途中で立ち寄って

一度ちらりと見ていたのだけど
どうしても
もう一度見たくて。
花すがた
をずっと撮っていらっしゃる

大好きな写真家 岡本和行さんの

花すがた 最終章
と銘打った展示

花なのにモノクロの
この展示は


花たちが、
岡本さんのカメラの方を向いて
艶やかに微笑んでいる

そんな印象
特にこの
会場正面の
アンティークな額に収まった

一面の
花たちの姿を

目に焼き付けておきたくての
再訪でした



あやしい艶やかさの花や

儚げでうつむき加減の花
ひとつ一つの表情に、
女性の姿を見ている気分に……
小さな古い民家を改造したギャラリーの
ひんやりした空気が

なんとも言えず

花たちの写真の
静かで凛とした佇まいが

美しく……


娘と2人でずっと
ファンなのですが


別の日に見に来た娘が
一番好きだと言った作品が

私とドンピシャに一緒だったので

この作品群の中で
ひとつだけ全然違う空気感を纏っていた

その作品を
我が家へお迎えすること、

決めました♪


素敵な出会いでした。




そして次に向かったのは
Facebookで知った新しいギャラリー
建築事務所が入る
リノベーションした建物の2階にできた
小さなギャラリーへ



建物の目の前の通りを
ゆっくりと通り過ぎる
電車の音を聞きながら

「電車」の作品の展示を見る
旅や街歩きをしながら、
鉄道や電車、旅の途上の風景の
写真を撮っている作家さん


電車の窓のようにくり抜かれ
ゴムに縁取られた壁の中にある

電車から見る風景

写真は静止しているのに

私の心の中では
ゆっくりと景色が流れていく

そんな展示の前で

この電車通り沿いが
生活エリアだった過去の自分に

タイムスリップしていました。



そして

私の好きなギャラリーの建物を
いくつか作られている
建築家の方のリノベーションは

魅力的なディテールに溢れていました。


ギャラリーから見る外の景色

この窓と

外界との間にある吹き抜け空間の感じ!
ギャラリーエントランス
さりげなく優しいグリーン
エントランスで振り返ったら

右奥はトイレ、

この階段を登れば
設計事務所のオフィス
天井は梁も配管も剥き出しなんだけど

左官の階段や、タイルなど、
ガチッと手のかかっているところと

何もしていないかのように
普段なら隠れる天井裏がそのまま
(でもそのままに見せていながら、走る配管とか、計算され尽くしている感じ……)

潔さと、建築家さんの美学を垣間見られる

そんなリノベーションを
味わって来ました。




そしてこの日のシメは、
札幌文化芸術交流センターSCARTS・市民交流プラザで開催されている
展示へ


遠い誰か、ことのありか | 札幌文化芸術交流センター SCARTS | 札幌市民交流プラザ

本文へスキップします。ひと・もの・ことをつなぐ。創造性の光をむすぶ。ここから本文です。 September 4 - October 10, 2021 *September 8 closed Sapporo Clutural Arts Community Center SCARTS SCARTS COURT / SCARTS STUDIO (Sapporo Community Plaza 1-2F) Entrance free 緊急事態宣言の発令により開催を見合わせておりました「遠い誰か、ことのありか」及び「++A&T 05「キョウドウ体/syn体」ワークショップ成果展」は、同宣言解除の通知を受け、10月1日(金)~10月10日(日)の10日間にわたり開催することとなりました。ご来場の際にはマスク着用や手指の消毒など、感染拡大防止にご協力をお願いいたします。 なお、10月3日(日)の「キュレーターによるギャラリーツアー」は、時間を一部変更して実施いたします(①11:00~11:45/②15:00~15:45)。 10月2日(土)に予定していた「SCARTSアートコミュニケーター「ひらく」による鑑賞サポート」と、土・日・祝日に予定していた「展覧会ガイド」は中止となりますので、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。  私たちは、ごく当たり前にテクノロジーを使い、物理的に離れた相手や膨大な情報に効率よくアクセスできる日常を享受しています。しかし、人との直接的な接触を避け、「会わずに会う」ことがかつてなく求められるようになった今、生身の身体と身体が共にあること、あらゆる感覚器官を使って対象を実感することが、効率や利便性では測れない意味を持っているということに、誰もが再び気づかされているのではないでしょうか。 本展では、テクノロジーを批評的に扱うアーティストたちの作品を通して、非生命も含んださまざまな「他者」との関わりが生起する場をつくり出します。時に摩擦や抵抗も起こり得る他者との複雑な関係を捉えなおし、他者と共に生きる意味について考えます。 自分以外の主体との協働の可能性をメディア技術を用いて探ろうとするクワクボリョウタ、アイロニカルな装置を通して、今日のテクノロジーの意味を問うやんツー、紙製の立体を通して私たちの表層的な情報の摂取に疑問を投げかける大橋鉄郎、場

www.sapporo-community-plaza.jp

'リモート時代のテクノロジーに向き合う4人のアーティストによる展覧会'(パンフレットより)

です。

ここSCARTSの展示は、

意欲的な現代アートを
私たちに体験させてくれて
面白いのです。



大掛かりな仕掛けで、小さなことを成す
というコンセプト?の作品
モーターで鉄鋼が動き、
その先についている鉛筆が
線を描く
なんとも不思議な感じ




👇👇👇
インターネットの中にある
モデルルームの画像を

実物台に印刷した紙で
立体に組み立てた部屋
遠くから見るとそれっぽく見えるのに

近づいてよく見ると
それは印刷された紙
中身は空っぽ

椅子なんてただの印刷された影

私たちは、見える表面だけで
家具や家電と、勝手に認識している

……それって……




👇👇👇
こっくりさんに着想を得て作られたという展示

真ん中の銀色の平たいボタンに手を添えると
かってに?文字がバラバラ降って来て
指に近づくとそれを読み込んで

摩訶不思議な言葉がやってくる

という装置
………
誰もいないので、
3回もやっちゃった

3回目だけ、
なんとか言葉を撮れた。


なんだか
実際に起きていたりするのに

気づいていない
今の私たちの周りの現象を

ポンと
体感として提示される

そんな感覚を味わいました。



緊急事態宣言が解除されて
最初の日曜日


この施設の中も

街の中の空気も

みんなほっと
楽に呼吸しているような


そんなエネルギーが
漂っていました。


Mille Co Co

家づくり・住まいづくりのコンシェルジュ 〜オーガナイズ(片付け)&ストレージ(収納)の相談から、家づくりのトータルサポートまで〜

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